こいのぼりの歌にはお母さんが出てこない?二番の歌詞に出てくるって本当?

春先になるとあちらこちらで鯉のぼりを見かけるようになり、ついつい誰もが知ってる童謡「こいのぼり」の歌を口ずさんでしまいます。

鯉のぼりと言えば、お父さん鯉があって、その下にお母さん鯉があって、その下に子どもの鯉が気持ちよ〜く泳いでいるのを想像してしまいますが、「あれ?そういえば『こいのぼり』の歌って、お母さんが出てこない!?」と不思議に思う方もいるのではないでしょうか?

そこで、今回は「こいのぼりの歌にはお母さんが出てこない?二番の歌詞に出てくるって本当?」ということで、『こいのぼり』の歌になぜお母さんが出てこないのか?そして、二番や三番の歌詞についても調べてみました。

それでは、さっそくいってみましょう!

目次

こいのぼりの歌にはお母さんが出てこない理由

童謡『こいのぼり』

やねよりたかい こいのぼり
おおきなまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

引用元:UTA-NET

鯉のぼりといえば、大きな真鯉、そしてその下にひとまわり小さい緋鯉、そしてその下にもっと小さな子鯉を当たり前に想像してしまうのですが、なぜ『こいのぼり』の歌は、お母さんをすっとばしてるのでしょうかね?

調べてみると、その理由は当時の時代背景にあったようです。

童謡『こいのぼり』が作られたのは、1930年代前半。

作曲者は不明ですが、作詞者は近藤宮子さんという方です。

coto

この方は童謡『チューリップ』の作詞者でもあるんですね!

そもそもこいのぼりは、男の子のお祝い事として、端午の節句に掲げるものですが、こいのぼりの始まりは江戸時代までさかのぼり、当時は男の子を意味する黒色の真鯉1匹だったそうです。

明治時代になると、黒色の真鯉と赤色の緋鯉の2匹の鯉が掲げられるようになりましたが、当時の緋鯉はお母さんではなく、長男として考えられていました。

coto

まだまだ男性が女性よりも立場が強いという時代背景から、こいのぼりはお父さんと長男という意味で掲げられていたんですね。

そして、第二次世界大戦後に現在のような、黒色の真鯉がお父さん、少し小ぶりな緋鯉がお母さん、そしてもっと小さい子鯉が子どもたちというように考えられるようになったそうですよ。

今まで、当たり前にお父さん鯉、おかあさん鯉、子ども鯉と思っていましたが、真鯉の下の緋鯉は最初はお母さんではなかったんですね、、ちょっとさみしいです。

こいのぼりの歌には二番があった?

こいのぼりの歌には二番と三番の歌詞があるということを知っていましたか?

その二番の歌詞に「お母さん」が登場するのです!

2番の歌詞

やねよりたかい こいのぼり
おおきなひごいは おかあさん
ちいさいまごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

ですが、実はこの二番の歌詞は正式なものではありません。

第二次世界大戦後に童謡「こいのぼり」の正式名称『コヒノボリ』がレコード化される際、1番だけでは曲が短すぎるということで、レコード会社が付け加えて作詞したそうです。

その当時はこいのぼりも大きな真鯉と少し小さな緋鯉ともっと小さな子鯉となっていましたから、歌詞にお母さんの鯉が出てこないのが不自然になっていたんでしょうね。

ちなみに3番の歌詞も正式ではなく、古くから歌い継がれる中で、自然と一般の人たちが歌詞を付け加えて広まったと言われています。

3番の歌詞

ごがつのかぜに こいのぼり
めだまをちかちか  ひからせて
おびれをくるくる おどらせて
あかるいそらをおよいでる

人々が口伝えで広まったということで、3番の歌詞にはいろいろなパターンがあるようです。

こいのぼりの1番上のイカみたいなものは何?

こいのぼりの時代背景が少しわかったところで、ふと1番上のイカみたいなカラフルなやつは何?って気になりませんか?

立派なこいのぼりだと家紋がはいっているものもありますよね!

あれは、「吹き流し」と言って、魔除の意味がこめられているそうです。

吹流しには青、赤、黄、白、黒の5色が使われていて、古代中国の「陰陽五行説」に基づいているとされています。

「陰陽五行説」とは「木・火・土・金・水」の5つの元素が互いに助け合ったり、打ち消し合ったりしながら、すべての物事が循環しているという思想のことで、子どもたちをこの5つの元素が守ってくれる、邪気を取り払ってくれるという意味で、吹流しが掲げられるようになったということです。

まとめ

今回は「こいのぼりの歌にはお母さんが出てこない?二番の歌詞に出てくるって本当?」ということで、『こいのぼり』の歌になぜお母さんが出てこないのか?そして、二番や三番の歌詞についてまとめてみました。

現在は当たり前のようにこいのぼりを見ると「家族」というイメージですが、童謡「こいのぼり」が作られた時代はおとうさんと長男だけでお母さん鯉はいなかったからなんですね!

そして、2番、3番の歌詞は正式ではないにしろ、「こいのぼり」という歌が古くから歌い継がれて人々に愛されてきたからこそできた歌詞だということがわかりましたね!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

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